モーダルインターチェンジ入門

音楽理論・作曲

ダイアトニックコードのみを使って曲を作っていて「毎回同じ様なパターンだなぁ」とか「もう少し違う雰囲気にしてみたい」なんて感じたことはありませんか?
そういったマンネリ化を防ぐのに効果的な手法としてモーダルインターチェンジというものがあります。
今回はそのモーダルインターチェンジの中でも初歩的で、日常的に聴いている音楽の中でも登場頻度の高いものを紹介していきたいと思います。

モーダルインターチェンジ(Modal Interchange)とは

モーダルインターチェンジとはパラレルモードから借りてきたコードを使うことを言います。
Cメジャースケールの場合

  • Cアイオニアン(メジャースケール)
  • Cドリアン
  • Cフリジアン
  • Cリディアン
  • Cミクソリディアン
  • Cエオリアン(マイナースケール)
  • Cロクリアン

以上がパラレルモードとなります。

今回はこの中でCアイオニアン(メジャースケール)に対してCエオリアン(マイナースケール)からコードを借りてくる場合についての説明となります。
(今回登場するコードは、別のモードから借りてきたと解釈することもできますが、その辺はまた次回以降で説明します。)

それぞれのダイアトニックコード

Cアイオニアン(メジャースケール)

CM7Dm7Em7FM7G7Am7Bm7(♭5)
ⅠM7Ⅱm7Ⅲm7ⅣM7Ⅴ7Ⅵm7Ⅶm7(♭5)

Cエオリアン(マイナースケール)

Cm7Dm7(♭5)E♭M7Fm7Gm7A♭M7B♭7
Ⅰm7Ⅱm7(♭5)♭ⅢM7Ⅳm7Ⅴm7♭ⅥM7♭Ⅶ7

以上がパラレルモードのコード(モーダルインターチェンジコード)です。

実際に聴いてみよう

それでは実際に響きを聴いて雰囲気を味わってみましょう。

CM7 / Fm7 / CM7 / Bm7(♭5) / Am7 / Gm7  / FM7 / G7 / C

青い文字のFm7Gm7がCマイナースケールのコードから借りてきている部分です。
明るさの中に切なさのある響きですね。

コチラの曲のAメロがこのタイプのコード進行です。


続いてはまた少し違う雰囲気のを聴いてみましょう。

C / B♭ / A♭ / G / C / E♭ / A♭ / G / C

B♭A♭E♭がCマイナースケールから借りてきています。
全てメジャーコードで構成されているので、これから何か良いことが始まりそうな明るい雰囲気になっています。

コチラの曲の始まりがこのタイプのコード進行です。


そして次は少し無理やり詰め込んでみたパターン。

C Fm / C G7 / A♭ B♭ / C   / C Fm / C G7 / A♭ B♭ / C   /
F Fm / Em E♭ / Dm7(♭5) Gm / C / F Fm / Em Am / Dm G7 / C /

かなり入り乱れていますね。上のコード表と見比べてどのようなコードが使われているか確認してみてください。

コチラの曲の最初の部分がこのコード進行に近いものを使っています。

まとめ

ダイアトニックコードだけで作ったコード進行との違いは確認できたでしょうか。
普段音楽を聴いていて「あれっ?今の部分少し不思議な感じがした。」と感じたりした場合、モーダルインターチェンジやその他の手法が使われている場合があります。
そういった場合は一度コード進行を書き出してみて確認するといいかもしれません。

今回は入門編ということでエオリアン(マイナースケール)から借りてきたということで書きましたが、実際に今回のコード進行では「Gmの部分はエオリアンだけではなく、ドリアンやミクソリディアンから借りてきた。」や「Fmはフリジアン、ロクリアンから借りてきた。」といった捉え方もできます。
そのあたりの解釈でコードにつけるテンションやメロディやも変わってきますので、モーダルインターチェンジを理解することによって更にフレーズのバリエーションが増えていくのではないかと思います。

次回以降ではマイナースケール以外から借りてくるパターンや、その他のパターン等を書きたいと思います!!

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